不動産業者のやります!任せてください!って言葉を鵜呑みにしてはいけない

2018/06/25

悪徳業者撲滅

t f B! P L
こんにちは、今日のテーマは

「不動産業者のやります!任せてください!って言葉を鵜呑みにしてはいけない」

です。

やります!任せて下さいって簡単に言う不動産業者って、たくさんいます。

お客様の立場で考えたら、自信満々に任せて下さいって言ってくれる不動産屋って頼もしいって感じるんでしょう。

でもね、これって営業の作戦でもあるのです。

海外では、人の行動原理や行動心理を研究されており、簡単に言うなら、人間は一度頼むという決断をすると、その判断を正しいと思いたいので、多少の問題があっても良い方向に考えようとするという心理がはたらくのです。

日本人は特に人を疑うことが悪いといった考えが小さいころに植え付けられている人が多いから危険なのです。

これを知ってか、知らずかはわかりませんが、
簡単に「やります!任せて下さい」って言う不動産業者がいるんです。

今日はなぜこの内容に触れたのかというと、日本では現在、民法の改正を行っている真っ最中なのです。

この民法の改正は、昔と大きく違う考えに基づいて改正が進められています。

簡単に言うと、日本って消費者をとにかく守るって考えや、昔からの慣習という暗黙のルールのようなものを基準に法律やらルールが作られていたのですが、これが契約書などに書いてあるから分かって契約したんでしょう!っていう、欧米的なルールに変更すべく法改正が行われているのです。

現在、ネットなどでもやたらと規約などを読んでチェックを入れないと次のページに行けないとか、チェックを入れなきゃ、先に進めないようになっているサイトがあるでしょ!

これも今後民法改正時のトラブル回避のために進められている対策でもあると言われているのです。

今までは、聞いていなかったとか、騙されたっていう理屈が通ることが多かったのですが、これからは、書いてある事を読んでOKしたんだから、自分の身は自分で守れ!言った言わないは通用しないぞ!ってルールになろうとしているのです。
※あくまでもわかりやすくするための表現ですよ。

騙す者より騙される者が悪い!
っていう時代に突入しようとしているのです。

弊社は、設立時から「取引のリスクとメリット」をお話して、最終的な決断はお客様にお願いする提案型の営業スタイルを行っています。

このスタイルは現在の時代の流れからすると、まだ時代の流れよりも少し早いという気もしています。

実際に、お客様の流れや最終判断をお聞きすると、任せて下さいという不動産業者に頼んだなどいったケースは多いです。

では、任せて下さいと自信を持っていた不動産業者に任せてよかったのか?
結果をみると、そうではない場合もあるようです。

実際に、自信満々に任せて下さい言っていた業者を信頼して依頼したが、うまくいかず弊社に再度相談にいらっしゃるお客様もいらっしゃいますし、ネットで相談を受けることもあります。

もちろん、先に依頼している不動産業者との媒介契約の期間もありますので、その契約が切れてからでないと弊社では仕事をお受けできないと伝えております。

なぜこのように回答するかというと、業界ではこのような行為をヌキ行為という場合もあり、業者間の信頼関係に問題を起こす場合もありますので、媒介契約が解除されてから再度相談下さいとお願いするのです。

知らないでは済まされない、法改正はドンドン進んでいき、気が付いたら知らない人が損をするって時代になるのです。

不動産取引は一般的な商品よりも高額ですから、特に注意が必要なのです。

不動産取引では、簡単に任せて下さいって言うような営業マンを信用してはいけません。
大切な資産や、お金は、自分で守る時代です。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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