不動産業における消費税では原則、端数切り捨て計算です。

2019/06/03

消費税

t f B! P L
こんにちは、今日のテーマは

「不動産業における消費税では原則、端数切り捨て計算です。」

不動産の取引には、消費税が関係しています。

ビルなど商業系の家賃では消費税がかかるんです。※1
また仲介手数料にも消費税がかかります。
土地にはかかりませんが、建物には消費税がかかります。※2
※1、居住系賃貸物件の家賃には消費税はかかりません。
※2、建売などでかかっている消費税は、建物分の消費税です。

さて、消費税って小数点以下の端数が出る場合があります。
0.5円って場合もあります。

そんな時って、四捨五入している不動産業者もいるようですが、
消費税は原則、切り捨てで計算することになっています。

国税庁のHP→No.6371 端数計算


もちろん、四捨五入してもOKなんです。
だから、四捨五入してても違反じゃない。

そして、消費税って不動産業者がもらっていると思っているお客様が多いのですが、消費税って読んで字のごとく税金なんです。

つまり、お客様から頂いている消費税は、お預かりしているという感じに思っていただくと良いかもしれません。

預かっているのですから、企業が決算申告を行い、消費税を納めることになるのです。

不動産業の取引には税金が多く関係してきます。
消費税もその一つですが、税金はその企業がお客様から頂いているように見えるのですが、企業もその税金は後で納めているんです。

不動産の仕事をしていると税金って、ほんとに多くのものに課税されているなとつくづく実感します。

タイトルと少しそれた話となりましたが、消費税ってものがどんな感じになっているのか、また不動産にどのように関係しているのかを知って頂けたらと考えております。

おまけ
建売などの場合、建物だけに消費税がかかると先ほど述べましたが、どういうことかと言うと。。。

2980万円(税込)という物件がある場合
土地:1500万円
建物:1480万円(税込)※税額1,096,296円

というように上記の例となります。
土地は消費しませんので、消費税はかかりません。
建物は消費するので、消費税がかかります。

なので、建売住宅で消費税額がわかれば、建物価格が逆算できるという事です。

本日は、ここまでです^^
またね~

QooQ