なぜ、不動産屋は安い物件を、同業者の間で取引してしまうのか?一般の方に紹介しないのか?

2016/01/15

不動産管理 不動産投資

t f B! P L
こんばんは^^

今日は、

「なぜ、不動産屋は安い物件を、同業者の間で取引してしまうのか?一般の方に紹介しないのか?」

ってテーマでお話します。


不動産投資のブームがまだまだ続いています。
不動産投資家の方に多いのですが、とにかく安い物件の情報を欲しがる方が多いです。

最近では、3%の仲介手数料以外にもコンサルフィーとして払ってもいいので安い物件の情報を欲しい!といったお問い合せ頂くことが増えてきました。


それでも、安い物件は同業者である不動産業者に買い取ってもらうことが多いです。
それは何故かと言うと、瑕疵担保責任が関係しているためです。


物件に問題(瑕疵等)があり裁判などになった場合に不動産業者が買主の場合と一般消費者が買主となる場合ではかなり差が出てくるからです。


1,不動産業者が買主となる場合
考え方として、買主さんが不動産屋さんなら不動産のプロですから、瑕疵についてもよく調べりゃわかったでしょ!いや、わかったんじゃないの?って判断になります。

2,一般消費者が買主となる場合
どんなに不動産投資家のプロの方でも一般消費者の扱いになります。
仮に、何かあっても絶対に訴えたりしないから安く譲ってほしいと約束しても、土壇場で訴えられたり、本当にトラブルになれば、リスクが回避できないのです。


相場よりも確実に安い物件っていうのは、
少なからずなんらかの問題を抱えている物件が多いですからね。。。


物件に多少なりとも問題があれば、
リスクを回避した取引をしたいのが不動産業者の考えです。


昨今、瑕疵担保関係以外にも取引上の説明などの勘違いが元と思われるの裁判なども増えつつ有り、売主の所在が不明になった場合など、仲介業者に責任を押し付けられるなど、最悪の場合、宅地建物取引士を相手に訴えるというケースも増えてきます。


これらのリスクと不安要素を回避するために、
やすい物件情報などは、不動産業者の買取に話を持っていくのです。


実際に、3000万円で不動産業者がと一般消費者が同時に買いたいと手を上げても、80%近くの確率で、不動産業者が勝ち取るのです。



じゃあ、一般の不動産投資家の人が、不動産業者間で取引してしまうような安い物件を取得するにはどうすればいいのだろうか?

結果的には、不動産屋になるしかない!
となる方も多いのですが、不動産業は宅建業の免許取得に宅地建物取引士と供託金1000万円が必要となります。

例えば、弊社の加盟しているハトマークに入っても約280万円ちかいお金をしはらって、やっと免許がもらえ、営業できる状態になります。

他の商売とくらべ不動産業は、スタート地点にかかる費用も違うので、ある程度お金がないと不動産業という商売もはじめられないのです。



さて、話がそれました。

不動産投資家の方が安い物件情報を取得して物件購入をしていく方法ですが、ご自身の所有不動産の管理会社を設立して、資産を移していく方法が一つと思います。

また、不動産管理業であれば、宅建業ではないので、スタート時の280万円近い費用もなく、少額で事業化することができます。


で、不動産管理業者という、個人消費者ではなく法人になればいいのです。
法人になれば、考え方が
商売人と商売人という商法の考え方になる。


一般消費者保護の考え方ではなくなるので、仲介に入る不動産業者も取引上のリスクが、ちょっと緩和される!つまり、安い物件情報も入りやすくなるのです。



これは、一つの考え方ですので!
ご参考になさってみてください。


管理会社設立をお考えの方には、弊社の税理士のご紹介も致します。
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