「住宅性能表示制度のメリットとデメリット」

2009/08/31

不動産の豆知識

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今日の話は、「住宅性能表示制度のメリットとデメリット」

いろいろなブログなどでも取り上げられてるから一度は耳にしたことがあるででしょう~

いったい、どんなものかと言いますと図面でのチェック・現場のチェックを第三者機関が、
建主や買主の代わりに見て判断して点数を付けてくれる制度です。


これを受けることにより、多くのメリットがあります。
それは...

1.家の評価書(通知表と同じようなもの)がもらえるので
将来、売却時などに判断基準があり買主に対し安心感を与えられる。
2.住宅ローンの金利の割引が受けられる。(金融機関によっては金利の差がある)
3.火災保険料の割引
4.地震保険料の割引
5.「紛争処理機関の利用」があります。
ざっと、5点ほど挙げました。


じゃあ、費用は?って思いますよね。
住宅性能表示には、設計住宅評価と建設住宅評価の2種類があり、
設計住宅評価のみを受ける事は可能です。設計のみで5万円~
大体2つで、15万円~20万円くらいを目安にしていただくといいでしょう。
※ハウスメーカーなどでもオプション設定のとなっているケースがあります。


では、不動産屋の建売などで住宅性能表示を取得しているものとしていなしもの
があるのですが、何故かを話したいとおもいます。

実際の建売で取得しているのは、いわゆるパワービルダーの建売は多いです。
町の不動産屋の建売では、取得していないケースが多い気がしますね。
取得しない=悪い物件とは言い切れません。

この住宅性能評価とは、物件に点数を付けている、いわゆるモノサシみたいな
ものだからです。保障をするためのものではなく点数を付けているものです。
住宅性能保障と勘違いしている方が多いのも事実ですね。

さて、町の不動産屋が取得しないのなぜ?
まぁ一つは、物件に点数を付けた通知表みたいなものがいるのかどうか?
もう一つは、手続きが面倒です。

パワービルダーにできて、町の不動産屋にできない理由の一つが、この評
価を受けるためには仕様書などの細かい書類を提出する必要があるんです。
パワービルダーのように大量発注していれば仕様書は使い回しできます。

窓や、外壁材、などなど、現場が違っても使っているものは同じ事が多いです。
しかし、町の業者の建売は仕様書に記載しても、商品の仕入れのタイミングで、
ワングレードいい商品が同じような価格でを安く仕入れるチャンスがあるなど
の場合には、商品を切替えたいなどのケースが起きてしまうこともあります。

こういった場合には、提出した仕様書と違うものを入れると評価書が取れなく
なる場合などもあり、デメリットがあります。

大量発注できるビルダーと町の不動産屋では大きな問題もあるのです。
住宅性能保障は取っているが、住宅性能評価は取っていない物件があるのは
こういった点からとも言えます。

取得しているほうが、安心と言うなら、取得物件を買えば良し!
だって、取得費は物件価格にONさてるんだからね。

っていうのが、不動産屋さんの本音じゃないですかね。
まぁ、ハウスメーカーでもオプション設定って事は、勘のいいあなたなら、
必要性はわかりますよね?

では、今日はここまで。

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