大丈夫なの不動産業界？

最近は、不動産業界の倒産が目についていますね。
今年の企業倒産の約７０％が建設、不動産業界と言われています。


実は、不動産業界への銀行の融資がかなり厳しくなっていることが
倒産ラッシュの引き金とも言われているようです。

実際にどのように行われているのかと言いますと、
不動産業者が、商売をするために、不動産の購入をしますが、
その、仕入れの時点で、物件購入資金が出てきません。

つまり、1億の物件を買うと言って銀行に融資をお願いしても、
銀行は良いケースでも、7000万円程の融資。約７０％までしか
貸してくれないので、不動産屋も現金をたくさん持っていない会
社は、仕入れもできない状態なのです。


都心部の不動産ともなれば、5億以上の物件なども多数です。
自己資金を持っていない不動産会社が経営が厳しい訳です。

また、リートと呼ばれる商品も厳しいんです。
証券化の基準が厳しくなったために、商品化できないケースも
増えてきているのが現状です。


これらは、商業ビルなどに投資系の物件について厳しくなったと
言われているのですが、実は、建売メーカーなどの仕入れにも
最近は銀行の融資が厳しくなっています。


銀行に対して、圧力をかけているのは、もちろん国です。
金融庁からの指示ですね。

倒産件数が増えれば、銀行もまたピンチに！！
そして、銀行がピンチになると、公的資金の投入。
ってことは、私たちの税金が使われる。


私も不動産業界に10年以上いますが、今年は一番厳しいですね。
今は、買い手市場になっている不動産業界です。

現金を持っている業者が格安で不動産仕入れをしています。
また、お金持ちがお金持ちになる時代かもしれませんね～


では、最近の不動産業界の動きでした。