地面師!

2007/06/27

不動産の豆知識

t f B! P L
こんにちは^^つのだです。

今日は、不動産詐欺の使う詐欺の一例をご紹介!
「地面師」について話します。

あまり聞き覚えがない言葉ですよね^^
一般ユーザーの方にあまり関係ないようで、実は関係あるんです。

では、詳しく内容と手口を話します。

地面師とは、地主ではない者が地主になりすまし、他人をだまし、
不動産を売る者のことをいいます。

では、地面師の詐欺の手口とユーザーがだまされるまでの流れを
順を追って説明します。

1、あたかも地主のふりをして、不動産業者に売却の依頼をします。

2、不動産業者は地面師と気づかずに、不動産の情報を流通させます。

3、不動産屋の情報を信じて一般のユーザーが不動産を契約してしまう。

大きな流れはこのようなものです。

ここで、問題なのは不動産業者が売り主の確認を怠った事が原因です。
この場合、契約してしまったお客さん(一般ユーザー)の手付金はど
うなるのか?

それは、戻ってくる可能性は低いです。
なぜなら、地面師は詐欺で得た収入を使い切っていることが多いからです。
仮に裁判で勝っても取り返せない事があります。

つまり、お金のない所からは取り返せないて事。
じゃあ〜取られ損かと言うと、この様なケースでは不動産屋を訴えて
損害賠償という方法で手付金と同等の金額を取り返す手段が多いです。

しかし、過失割合などから手付金相当額が戻ってくるとは言い切れません。
..怖い話ですね。

でも、最近の法律の改正でこの詐欺は少なくなりました。
この詐欺の手法は、権利書がないからと言って保証書を発行する事が大前提。

今は、平成17年の権利証制度の廃止と共に保証書の制度も廃止になった。
地面師の使う詐欺の手法がやりにくくなったのです。

でも絶対に安心とは言えません。
不動産屋にだまされたとお客さんは言いますが、実際の裁判では過失の割合
なども問題になるために、容易にお金を取り返す事が出来ないと考えて下さい。

不安な事があれば必ず質問して、記録を残しましょうね。


追伸、地面師の使う物件としては「売地」が多いです。
なぜなら、売主の確認が難しいからです。

中古の家などは、所有者が住んでいるので不動産屋も家に行けば所有者が
違うなどの事に気付きやすくなりますよね。

だから、所有者の確認が難しい売地を狙うのです。

では、今日はここまで〜
チョット不動産業の裏が見えたんではないでしょうかね?

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