その容積率は本物ですか?

2007/04/25

不動産の豆知識

t f B! P L
こんにちは^^戦う不動産営業マン角田です。

今日は、契約前に注意してほしい点として、容積率の事
についてお話させていただきます。

まず、容積率とは
敷地の面積に対して建物を建てられる面積の比率を言います。

例を出しますと、
100平米の土地があり、都市計画によって容積率が200%
と定められている場合には基本としては200平米まで建築で
きるという考えです!

ところが...
必ずしもそのように簡単ではないのです(T_T)

容積率には前面の道路の幅員によって上限が変わることがある
のです。

他にも斜線などの関係でなかなかMAXまで利用できない事がある。

今日の話はそこまで難しいことは触れません。
しかし、重要事項説明においてこの容積率は説明する項目の
ひとつなんです。

では、具体的に話します。
前面道路が12M未満の時にはこの前面道路の幅員による容積率
の制限規定が適用になります。

住居系の用途地域では、原則10分の4
その他の用途地域、用途無指定地域では原則10分の6
※特定行政庁によって指定した区域も存在します。

考えとしては、
前面道路が12M以上の場合は指定容積率がそのまま適用になる。

12M以下の場合には...
指定容積率と
道路幅員×住居系の用途地域では、原則10分の4
その他の用途地域、用途無指定地域では原則10分の6
を比較して厳しい方の数値が具体的な容積率となる。

一般的な例でいえば、敷地面積100平米、指定容積200%の
地域で住居系用途地域、前面道路の幅員が4Mの場合には...

前面道路が12Mないので、
全面道路幅員4M×住居系の用途地域、原則10分の4=1.6になる。
容積率は160%って考えになる。

先ほど言ったけど指定容積率と比較すると...
指定は200%

どちらが厳しいかと比較すると!
160%となる。

だから、役所のデーター都市計画図などでは200%となってい
ても、建てられる容積率は160%がMAXって事です^^

ちょっとむずかしかったかな?
注意してほしいのは土地から不動産を購入して家を建てると考えて
いるあなたはこのあたりの知識はあったほうがいいかもしれません。

建築できると理解して購入してからでは大変です。
また、不動産業者によってはこの事を理解していない場合もある。

実際に重要事項説明書で書き間違えて裁判になったケースもあり
ますからね、お客さんの自己防衛も大切な時代かもしれません。

では、難しくて長い話でした!今日はこれで終わり^^
最後まで読んでくれてありがとうございます。感謝!

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