リノベーションマンションで最近多くなってきたクレーム事例

2017/12/13

クレーム事例

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こんにちは、先日は宅建本部の研修だったのですが最近だからこそのクレーム事情と言うか、正直驚いたクレーム事例が増えているそうなのでご紹介します。

「リノベーションマンションで最近多くなってきたクレーム事例」


昨今、リノベーションマンションの販売をメインとする不動産会社も増えております。

そのリノベーションで起こっているクレームには特徴的な部分があります。
それは、リノベーションマンションだからこそのクレーム事例でした。

フルリノベーションマンションでは、浴室やキッチンなどの水回りの位置を大きく移動したものが多い傾向があるのですが、マンションは元々浴室やキッチンなどの水廻りは上から下までほぼ同じ位置に設置されている傾向がございます。

特に築年数が経過しているマンションでは多いです。

この水廻りの位置を大きく動かすという事は、配管等が床下に新たに設けられるという事になるわけですが、この配管が原因の音の問題が現在クレームとして増えているらしいのです。

水廻りですから、当たり前のように配管の中には水が流れていきます。

元々のマンションでは上下階の水廻り位置が同じあたりに設置されていたので音の問題は起きなかったと想定されますが、リノベーション時に水廻り位置をずらしたことで配管からでる水の流れる音がコンクリートを伝わり下の階の部屋などに音がしてしまう現象が起こっているのです。

また、悪質な工事の場合は、水漏れなど起こし、下の階の部屋に水が流れてくるなどどいったケースも報告されているそうです。

ほとんどのマンションでは室内のリフォーム時にも管理組合にリフォーム内容の報告を義務付けされているのですが、水廻りの移動による騒音問題は予測が難しく、昨今増えつつあるクレームの一つになっているそうです。

購入者様は、なにも知らずに購入して住み始めたら下の階の住民からクレームを言われるといったケースに陥る可能性もあります。

売主である不動産業者は管理組合に報告し、指定されている内容もクリアしリノベーションを行い販売をしているので問題点もないと考えられるのですが、住み始めた住民はせっかくの不動産購入が頭をかかえるほどの問題になる可能性もあるのです。

私自身、正直このパターンでクレームが起こっているのかと驚きました!

ですが、言われてみれば、水廻りの位置を変更すればそこには配管が新たに設置されますから、その配管は元々存在しない場所に作られるので、今まででは考えられない音の発生に繋がる可能性も確かにあるわけです。

今後、増える可能性のあるクレーム事例でもあり、販売する側も説明を求められる可能性が高いと言えます。

実際には購入者が住んでみないとわからない音の問題ですが、水廻りの位置を変更したことでクレームが起こっている事実は、リノベーションマンションを検討しているお客様へお伝えすることが親切な営業と言えれるのかもしれないですね。

また大規模な室内リフォーム工事を行う予定のお客様も水廻りの移動を行う場合は音の問題を検討する必要がありそうですね。

長くなりました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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