投資・収益不動産でのフルローンや、オーバーローンは危険な賭け

2017/03/13

不動産投資

t f B! P L
おはようございます。船橋市は不安定な天気が続いています。
さて、今日のテーマは

「投資・収益不動産でのフルローンや、オーバーローンは危険な賭け」

です。

大手のアパート建築販売業者や、一部の販売業者などが、フルローンオーバーローンをメリットのごとく説明して投資・収益物件の販売を行っているケースが多々見られますが、本当は危険な賭けなのです。

確かに、自己資金を使わずに不動産(アパートやマンション)を購入できることは、メリットもあります。
その点は認めますが、危険も隣り合わせに存在しているのです。

現在の日本は、先進諸国の中では珍しく不動産の価格が下落し続けるという国です。
他国では、購入した不動産の価格が築年数が経過するにも関わらず、上昇する傾向にあります。

今の日本では考えにくい現象ですよね~

何が言いたいかというと、物件価格が下落するのに、フルローンと言う事は、担保価値が出なくなる!
不動産では、担保割れと言うのですけど、一般的な用語に充ててみるならいわゆる債務超過気味な状態に陥ってしまうというと少しイメージしやすいでしょうかね?

オリンピックまではある程度、首都圏の不動産は上昇すると専門家の意見もあり、確かに、現在でも上昇傾向にあると感じています。

しかし、そのオリンピックが過ぎたとき、万一物件価格が一気に下落したらどうなるでしょうか?

融資を受けているときの担保評価よりも低い担保価値しか見いだせないとなると、次の不動産の購入も難しいという結果になってしまいます。

共同担保に設定すれば、次の物件の融資も簡単に引けますよ!なんて言う営業マンが多くいますが、共同担保の設定で融資を受けやすくするのは、次に購入する物件の担保価値の問題や、自己資金不足を補うために共同担保の設定を行うというのが本来の共同担保設定の目的だと私は考えます。

担保価値の下落は、その共同担保と言う技も使えなくなる、いや、意味がなくなることにもなります。

フルローンや、オーバーローンという考え方は、元々危険と隣り合わせであると言う事を頭に入れて、不動産投資を行うべきなのです。

不動産投資は、一定期間を過ぎると減価償却のメリットが少なくなるので、買い足しを行う傾向があるのですが、先を見越した買い足しを行わないといけません。

現在の不動産投資ブームに惑わされないように気を付けてください。

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