住宅ローンとブラックリストの存在って本当あるの

2019/11/23

住宅ローン

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こんにちは。今日のテーマは

「住宅ローンとブラックリストの存在って本当あるの」

って内容です。

ブラックリストってお聞きになることありますよね?
いわゆる、ローン事故を起こすとそのリストに記載されしまうというやつです。

良くお聞きする内容と言うのは、「ブラックリストからは5年で消える」
ほんとに5年でしょうか・・・

そもそもブラックリストってあるのかって話も都市伝説じゃなかという話もあります。

実際に不動産取引の現場でどのようなケースがブラックリストってものかを説明します。

住宅ローンの申し込みを行う際には、個人情報を閲覧することに同意させられます。
この個人情報の内容こそが、過去のローン事故などの調査と言えます。

どこで調査しているのかというと下記のような場所に調査をかけます。
●株式会社シー・アイ・シー
●全国銀行個人情報センター
●株式会社日本信用情報機構
代表的な3つです。
他にも金融機関によって独自の調査方法を採用していると言われています。


では、ローン事故ってどういうものなのか?
1、ローンの支払いが遅れてしまう。
2、ローンを支払わないで踏み倒した。
3、携帯電話の分割払いが遅れた。

最近多い傾向は3の携帯電話の分割払いが遅れるケースです。
これは携帯電話の支払いが遅れた場合にもローン事故として掲載されるので注意!
※特に携帯代金や携帯の分割払いを踏み倒したら完全にOUTです。

さて、上記のようなローン事故を起こすと、先ほど話した3つの機関のどこかに事故データが登録されます。

そして、このローン事故のデータは基本消えません。
もう一度いいますが、消えません。

よく、5年で消えると言われるのですが、消えないです。


なぜ5年でと言われるのかというと、
ローンの支払いが遅れる事故があったとしても、その後5年間も事故がなければ、もう大丈夫と言えるであろうという事で住宅ローンの貸し出し審査に合格することがあるんです。そのようなケースから5年という話が定着したと思われます。

ローン事故歴は消えていませんが、金融機関の独自の判断で貸しても大丈夫かどうかを判断していますので、ローン事故から3年と決めている金融機関もあれば、1年以内の事故でも面談等で内容を確認し、問題ないと判断すると融資に踏み切る事もあります。

この判断は金融機関でかなりの違いがありますので、一つの銀行でダメでも、2つ目でOKなんて事が起きるのはこれらの理由です。


とは言え、どこに出しても全くダメと言う場合もあります。
これに該当する場合は、完全にローンを踏みたおしている場合などです。
または、そのトラブルを起こしたローン会社と関係性が深い銀行に審査を持ち込んでいる場合です。

街によくあるキャッシングできるローン会社さんのほとんどは銀行のグループ会社や関係会社となっています。その為、どのようにしてローン事故を起こしたのかが詳しくデーターとして残っています。

ある意味、このデーターこそがブラックリストってものかもしれません。
(ローン会社と喧嘩するとその内容も細かく残ると言われています。)

私の知る限り1度や2度、ローンが遅れた程度で住宅ローンの審査に落ちることは現在はかなり少ないです。(もちろんすぐに支払いを済ませている場合)

これはレアケースですが、
同姓同名の方で、その方がローン事故を起こしていて、その方と間違えられて審査に何度も落ちてしまうというケース。

他には、
親や兄弟の保証人になって、実は本人は忘れていても借金があるというデーターが出てしまっている場合。

こんなケースもあります。住宅ローンの審査を色々出し過ぎているケース!
住宅ローンの審査をかけると審査履歴が残ります。その審査履歴がやたらと多いと、金融機関も何かあるのではないかと疑い、審査が厳しくなる傾向があると言われています。



おっと、ブラックリストって話から少しずれてきました。
ごめんなさい。

ブラックリストってあるのかどうかという事に関しては、上記のとおりです。
あると言えばある。ないと言えばない。

どうしても住宅ローンの審査に落ちてしまうという方は、個人情報を管理している機関に対して、自分の個人情報を閲覧請求してみましょう。
●株式会社シー・アイ・シー
●全国銀行個人情報センター
●株式会社日本信用情報機構


さて、住宅ローンの審査の対策について
上記の3つのいずれかに事故歴が記載されていたら、住宅ローンの審査際に金融機関に対してしっかりとその事実を伝えましょう。

金融機関は、住宅ローンの審査書類に申告していないローンのデータが出てきた場合には、嘘を申告しているお客さんと判断し、慎重かつ細かく審査を行うようになります。
(昔は、書かずにいたら事故がばれずにOKなんて話もありました。)

とは言え、金融機関へ全部言う前に住宅ローンに詳しいベテラン営業マンには全部のローン事故歴は伝えましょう。
何故なら、銀行に伝えない方が良いと判断される内容もあります。
(ローン会社によって、事故データが出ない場合もあるためです。)
※新人営業マンではこれらの内容を判断できない場合もあります。

不動産業者の営業マンに嘘をつくお客様もいらっしゃいますが何の得もありません。
デメリットしかありません。

特にローン事故を過去に起こしているお客様の場合は、金融機関との交渉は不動産業者の営業マンによって差が出ることを覚えておきましょう。


長くなりました、ブラックリストってあるのかって話でした。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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