地主さんと借地人とその土地に建つ建物の借主の関係

2019/05/23

民法

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こんにちは、今日のテーマは

「地主さんと借地人とその土地に建つ建物の借主の関係」

についてお話します。


昨今の不動産投資ブームの影響もあって、タイトルの通りの関係性をもつ不動産が増えました。

不動産投資を行う方で多いケースは、土地も建物も同じ所有者です。

ですが、最近増えたのはどういう物件かと言うと、
土地の所有者(A)
その土地を借りて建物を建てその建物を貸している人(B)
その建物を借りている人(C)

(A)さんは、土地の貸主さん
(B)さんは、土地の借主さんであり、建物の貸主さん
(C)さんは、建物の借主さん

●この関係で将来起こる可能性がある問題点
(B)さんが、何らかの理由で地主さん(A)さんへ賃料(地代)の支払い怠り債務が残っている状態になって、(C)さんは、土地の契約解除にともって最悪立ち退きを迫られるなんてケース

もしも、こんなケースになったら
建物の借主である(C)さんは、地主さんである(A)さんへ(B)さんの支払っていない賃料(債務)を弁済することができるとされています。
この場合(B)さんが払うなと言っても関係ない!弁済できます。

弁済すれば、地主(A)さんは賃料未払いによる解除の理由はなくなりますから契約は継続されるという事になるでしょう。

不動産投資において、キャッシュフローを生む方法として、借地権のある物件を購入して大家さんになるというケースが一時的に増えました。

土地が高いエリアで敷地を買うとローンの金額が増えるので、利回りが悪くなるなどの点から土地を借りて、賃貸物件を建築して貸し出すという方法が増えたのです。

その場合、先ほどのケースなども起こる可能性があるわけです。

それほど多いケースではありませんが、無いとも言えません。
弁護士さんなどへ相談するのも一つの方法ですが、地主さんと直接交渉する際にしっておいて損はない知識です。

では、今日はここまで
またね^^






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