慌てて、冬物をまた出して着ております。
今日のテーマは、
「クローゼットって、実は収納力が高くない」
です。
何年前からかな~
建売住宅で押入れってものから、クローゼットってものに変わってきたのは?
私が20歳ぐらいの時には、まだ建売では押入れっていう収納が主流だった気がします。
今は、和室もない物件も増えてきて、収納=クローゼットとなりつつある。
気が付いている人も多いんだけど、クローゼットって、意外と使えないスペースが多いんですよね。
特に、奥行きは900くらいあるのが一般的な建売なんですが、洋服ってクローゼットにかけるでしょ、あれって、奥行き600程度でも十分なんですよね。
クローゼットを十分に活用するには、プラスチックのBOXなどを上手に利用しないとスペースの活用ができないんです。
だからクローゼット分をお部屋の広さに充てる方がメリットがあると思うんです。
弊社では、建物の間取りを提案する際、クローゼットの奥行きについてもご提案させて頂いております。
昔は、クローゼットや押入れもなく、収納と言えば、家具(タンス)などを買い、室内に置いていたと言うのが多かった。
今の時代では、理解しにくいのかもしれませんが。。。
弊社では、あえてクローゼットという収納を設けないお部屋の提案もしています。
なぜなら、部屋の広さを重視するのか、クローゼットの広さを優先するのか?
お客様に真剣に考え欲しいからなのです。
少し話を戻しますが、タンスの奥行きを見てください。
奥行き900もありますか?
たぶん、ほとんどの場合はありません。
ですが、十分に洋服が入っていませんか。。。
ですが、十分に洋服が入っていませんか。。。
クローゼットという収納は、確かに、見た目のすっきり感はあるのですが、収納としての機能はどうかと言うと、無駄が多いという部分もあるのです。
最近住宅を建築する方の一部には、クローゼットはいらないという判断のお客様もいらっしゃいます。
物が少ない方というか、最低限のものしか家に置かないと言った考えの方も多くなり、収納に面積を取られるよりも、部屋を広くして、どうしても将来に収納が必要なら、家具で補う考えの方もいらっしゃいます。
確かに、将来子供が巣立ち、夫婦二人となれば、クローゼットなどの収納ってそれほど必要ではありませんよね。
家具なら処分すればいいけど、クローゼットだとリフォームしなけりゃいけないので、将来の出費を考えた場合、家具の方がコスパが良いのかもしれません。
これから住宅を建築される方は、クローゼットの無い部屋や、クローゼットの奥行きと言うのも考えて間取りを検討してみてはいかがでしょうか?
弊社では女性一級建築士によって、女性目線のスマートな間取りづくりをご提案しております。
もちろん設計のみのご相談も可能です。
お気軽にご相談下さい。
では、またね~