家督相続と遺産相続

2007/04/09

不動産の豆知識

t f B! P L
船橋市でお客さまの不安解消地域No1営業マン角田です。

今日は、家督相続かとくそうぞく)と遺産相続いさんそうぞく
についてお話いたします。たまに、登記簿に出てくる言葉です。

まず、家督ってなんだ?って事ですが、聞いたこともあるかな?
簡単に言うとお家制度の事です。
1.旧民法で、代代の戸主(こしゅ)に受け継がれていく権利・義務。
2.その家の跡を継ぐ人、また、その地位。
※戸主(こしゅ)とは、旧民法で定められた家長。
辞書を参考にしました^^;

家督相続(かとくそうぞく)は、明治31年7月16日から昭和22年5月2日まで
の間に発生したものだけに限り認められています。

相続の一つの形態であるが、戸主の死亡を前提とした制度ではなく、
死亡以外にも隠居、国籍喪失なども相続開始原因とされていた。

ちなみに、家の統率者としての地位の承継を含む為に、遺産相続と異なり常に
単独相続となる。

旧戸主と同じ家に属する者(家族)の中から、家督相続人(新戸主)となる者
を選んでいたそうだが、実際は長男が家督相続人として戸主の地位を承継した
事が多かったようだ。



遺産相続(いさんそうぞく)は説明しなくてもなんとなくわかりますよね!
でも、登記簿に出てくる意味を勘違いしているかもよ...

遺産相続とは、戸主でない家族が所有している財産の承継をいいます。

この制度も実は、明治31年7月16日から昭和22年5月2日までの間に戸主以外
の家族の死亡により発生いたします。

遺産相続の相続順位ですが、第一順位は、直系卑属
第二順位は、配偶者
第三順位は、直系尊属
第四順位は、戸主
そして、被相続人の兄弟姉妹は相続人の資格がなかったんです。
※直系卑属とは、自分の子供や孫、ひ孫などの子孫。直系尊属とは、父母、
祖父母など。

今で言う相続とはチョット考えも違ったんですよね〜
昔の法律にも触れていくと面白いですよね^^

また、あまり役に立つかはわからないですが参考になる情報があればお話し
させていただきますね!

では、今日はここまでです。
難しいお話に最後までお付き合いいただきありがとうございますm(_ _)m

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